21st May 12
TOEICに役立つ単語(4)「いくつかの」使われ方をする「several」
今回はTOEICで何度か出題されている単語の「several」(いくつかの)を取り上げたいと思います。この単語は「many」(多数の)、「much」(多量の)、「all」(すべての)などと同じく数量詞(数や量を表す詞)です。元々は「separate」(~を分ける・分割する)から派生した言葉で「分けられたもの・様々なもの」という意味でした。TOEICではこの単語の用法が問われることがあります。さっそく使い方を確認していきましょう。
まず、「several」は形容詞として使われ、複数名詞を修飾します。
「Several employees attended the conference.」(数人の社員がそのカンファレンスに参加した)
さらに「several」は名詞としても使うことができます。この用法はあまり知られていませんが、実際にTOEICでも出題されています。この場合はしばしば、<severalofthe複数名詞>もしくは<several of 所有格+複数名詞>の形をとります。
「Several of the employees attended the conference.」(社員の数人がそのカンファレンスに出席した)
「Several of our employees attended the conference.」(われわれの社員の数人がそのカンファレンスに出席した)
意味と使われ方が似ている単語に「some」があります。
「Some employees attended the conference.」(何人かの社員がそのカンファレンスに出席した)
「Some of the employees attended the conference.」(社員の何人かそのカンファレンスに出席した)
「Some of our employees attended the conference.」(われわれの社員の何人かがそのカンファレンスに出席した)
ただし、「some」の場合は名詞の複数形とだけでなく、不可算名詞と使われることもあるので要注意です。
「Some information was wrong.」(いくつかの情報は間違っていた)
「Some of the information was wrong.」(情報のいくつかは間違っていた)
「Some of their information was wrong.」(彼らの情報のいくつかは間違っていた)
「some」「several」は、どちらも「of」を使う場合は後ろに「the」、あるいは所有格が必要になります。英文を書くときは注意しましょう。
森田鉄也 エッセンス イングリッシュ スクール講師
東京大学言語学修士課程修了。TOEIC満点、TOEICスピーキング・ライティングテスト満点、TOEFL 660点、英検1級。
著書に『新TOEIC TEST単語特急』(朝日新聞出版)、共著書に『新TOEIC TEST総合対策特急』(朝日新聞出版)、『TOEICテスト新・最強トリプル模試1,2[改訂新版]』(ジャパンタイムズ)など多数。iPhoneアプリTOEIC TEST 英文法・語法徹底トレーニング制作
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